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中小企業施策利用ガイドブック
平成22年度版の「中小企業施策利用ガイドブック」が今日、中小機構の窓口に並べられました。
ちょうど並べるそのときに立ち会えることができたので、ホカホカのガイドブックを手に入れることができました。例年ですと、5月に入ってから発行されると思っていましたが、今年は早い。
内容はというと、「重点項目」の欄には、①中小企業を守る②雇用を守る③小規模事業者を守る④仕事を創る⑤魅力を磨き内外に発信する⑥くらし・地域に潤いを与える⑦再生・チャレンジ支援を図るという、7つの項目が記載されています。
実はこの辺にも、政権交代~現政権の大きな成長戦略がないことを感じられます。確かに、リーマンショック以来、中小企業の景況感は悪いですし、倒産や保証協会の利用度も高くなっていると思いますが、ここ最近の足下データだと、多少は上向き加減です。その辺を見越した中小企業施策が少ないのが大変残念です。
もちろん、研究開発支援ですとか、私が担当させていただいている地域資源プログラムや農商工連携といった従前の施策も取り上げられていますが、それ以外は、新しい動きはなくセーフティネット関係の項目ばかりというのが寂しい限りです。是非、来年度あたりは前向きな施策が並ぶよう中小企業診断士としても声を上げていきたいですし、中小企業の皆さん自身にもがんばっていただきたいと考えています。
最後に、今年の中小企業診断士の「中小企業経営・中小企業政策」は出所が難しいですね。いつもはだいたい出そうなところはわかるのですが、今年は少しヤマが張りにくい感じです。でもいえるのはやはり、この施策ガイドブックが元になりそうですので、しっかりと読み込んでほしいものです。こちらの方も受験される皆さんは、がんばってください!
丸善で
最近の本屋さんの経営は厳しい状態なっている。大手の書店でも印刷会社などに買収されるというニュースも多い。また、書店として生き延びていくために多店舗展開や異業種進出などの経営革新的な活動を行わざるを得ない状況にもなってきている。
さて、そんな書店の一つ、丸善で見かけた光景である。
「栄ビジネスクリニック」という看板を掲げ、いくつかのテーマだしで書籍を並べている。こういう手法はわかるが、むずかしいのは、誰がお医者さんなんですか?ということであろう。書店員さんのお勧めだとしたら、いまいちインパクトがないんだよね。例えば、ミステリーとか恋愛小説等だったら書店員さんの個人名での推薦も力あるだろうが、ビジネス系の書籍って、その辺がむずかしい。まあ、言い方は悪いけど、経営のわからない人に勧められたとしてもという感じ?じゃ、コンサルするとしたらであるが。
①丸善社長のお薦めコーナーにしてしまう。まあ、くくり方は「ビジネスクリニック」でもいいが、経営に携わっている方のチョイスということを明確にした方がより興味が湧くのではないだろうか。
②そうはいっても、店頭は新鮮な情報が必要。いつまでも社長にこだわっていてもと言うときには、異業種交流会あたりのメンバーにお願いするというのも手法としてはあるかも。けっこう異業種交流会って、世の中にありますよね。私も2~3は入っています。そんな会に依頼して、メンバーから推薦してもらうというのをシリーズ化していくと面白い。異業種交流会だって、自分の会のPRもかねて、会員募集のメリットもありますから、会の特徴を出せるようなチョイスだといい反応が得られるかも。これこそWIN-WINの関係が気づけるような気がします。
いかがでしょうか?
移動の季節
本日は年度末。いろいろと移動の季節でもあります。
私の周りでも部署移動になったりする人もいたりして、ばたばたという感じです。挨拶などもヨコから聞いいると何か自分が取り残されたような気がして、少し寂しい感じがするのは私だけでしょうか?
年度末と言えば、明日から新入社員が入ってくる仕事場も多いんじゃないでしょうか。前の職場だったときは、マネージャー職だったので新人の教育係みたいなこともやっていました。今思えば、新入社員って、周りに新鮮な気持ちを与えてくれる一服の清涼剤のような役目だったような気がします。見ているだけで、こちらも新人の時に感じた甘酸っぱい思いを呼び超してくれるような・・・
新社会人の皆さん、がんばってください。世の中、甘くはないけど、けっこうおもしろいことも多い。そう思わなきゃやってられないときもあるから、是非楽観的に前進してください。先輩としてかける言葉です。
ゆうちょ2000万円枠拡大論争②
昨日に続き、ゆうちょ論争。
今までの声をまとめてみると、2000万円に枠が広がると預金額が増加し、民間金融機関の経営を圧迫するとともに、その資金が財政投融資(いわゆる国債)に流れ、マネーサプライの観点からも効果的ではないというものだ。
確かに国がバックについているとなれば安心だし、他の金融機関のような預金保険機構での最大カバー額1000万円の倍も預けれるのだから増えそうですよね。
ただ、政府のある筋によると、この増加した資金を中小企業対策用の資金として規定し、政策公庫のような中小企業施策につなげようとする動きがあるということだ。そうなると中小企業にとってみると大変ありがたいことであるが、課題も多いであろう。
そもそも今の郵便局には企業への貸し出しを審査できるような能力もないし、焦げつきが起こらないような企業支援もするすべも持たないからである。
そうなると中小企業診断士の出番が新たに発生する可能性もあり、この議論の行方が気になるといったところか。
ゆうちょ2000万円枠拡大論争
今日でサンデープロジェクトが終了になった。意見が分かれるが田原総一郎氏の番組における役割は大きなものがあったと思う。かつては、今をときめく島田紳助氏も司会進行役を務めていたが、彼にとってもいい経験になっているように感じる。
今日の番組内で、亀井大臣がぶち上げた「ゆうちょ枠の拡大」議論が各党の代表を集めて行われていた。でも、見苦しかったというか、これも亀井さんの策略?打ち上げ花火で観測して、落としどころを見つけるというパターン?
でも一番問題は、郵政担当大臣と金融財政担当大臣を兼務しているということ自体が問題なんじゃないの?大臣が多ければいいってもんじゃないけど、利益相反することが予想されるところには専任で置くべきだと思う。
亀井さん、嫌いじゃないけど、個性強すぎ。でももし彼のような上司だったら、けっこう部下には優しいかもしれないね。亀井さんに比べ、管さんの冷えた態度の方が閣内不一致を演出しているように思える。反対だったら、反対でもいいんじゃないかな。そうじゃなくて、聞いてないとか、冷たい態度での応対の方がよっぽど国民に与える負のイメージが強く、支持率低下を招いていると思わないないだろうか。喧々発止して、議論が閣内でき交っているという方が新鮮な気がするが。
でも、今回の騒動(?)、亀井さんよりも総務大臣の原口さんの発言がフューチャーされていないよね。最近のこの人の動き、気になるんですよね。ほら、遅刻問題で官僚を左遷したとか。そりゃ、官僚も確認ミスもあったかもしれないが、それだけで?こっちの方が上司だとやりにくい感じがします。
日経web版
今日から日経のweb版がスタートした。正式には4月からだそうだが、テスト版も含めたスタート。
海外でも新聞の電子版というのは普通になってきたが、新聞社にとってみては諸刃の剣であろう。
ただ、自分ではどうかというと、古いタイプなのか紙媒体で新聞は読みたいと思う。最近の若者は新聞をそもそもとっていないというので、新聞自体が電子媒体になろうとあまり感覚的には変わらないのか。
そういえば、アップルも参戦した電子ブックというのもあったな・・・
今日、後輩が新しい媒体だといって喫茶店コメダの店内フリーペーパーの媒体を持ってきてくれた。
紙はまだ存在する価値はあるのだろう。